不動産売却が失敗する5つのパターン|対策方法&成功のコツも解説
不動産売却は初めてのことばかりで、「希望の金額で売れないんじゃないか」「売却成功まで時間がかかるかも」と心配になるかもしれません。そこで今回は、不動産売却で失敗するパターンを5つ解説します。
あらかじめ失敗事例を理解しておけば、リスクのある行動を避けられます。不動産売却を成功に導くポイントも解説しているので、心配や不安を抱える人はぜひ参考にしてみてください。
「希望価格・スケジュールでの売却」「購入希望者とのトラブル回避」などのために、リスク回避の方法を把握しておきましょう。
不動産売却を失敗する5つのパターン
不動産売却を失敗する主なパターンを5つ解説します。これから売却を検討している場合は、失敗例を参考に準備を進めましょう。
売却を焦って希望価格を下げてしまう
売却を焦って希望価格を下げてしまうと、相場以下の価格で不動産を手放す恐れがあります。不動産売買は1年以上の長期戦になるケースもあり、簡単に買主が見つかるとは限りません。
「このままだと売れないんじゃないか」「離婚手続きで忙しくなった」などの理由により値下げてしまうと、赤字になる可能性もあります。不動産売却の際はスケジュールに余裕を持ち、赤字にならない落としどころを事前に設定しておきましょう。
不安なときは不動産会社へ相談して、値下げの時期・タイミングを相談してみてください。
不動産会社が頼りにならい
下調べが足りていない場合、頼りにならない不動産会社と契約してしまい、売却活動が進まないリスクもあります。テレビCMなどで見る大手不動産会社であっても、売却に強いとは限りません。
不動産会社によって強みが異なるため、事前に販売実績や利用者の口コミなども参考にしましょう。査定の際は営業担当者の対応力もチェックして、安心できるかどうか判断することも重要です。
物件内覧の準備や対応を怠った
物件内覧の準備・対応を怠ると、購入希望者に魅力をアピールできません。売却活動は不動産会社が行ってくれますが、物件管理は売主が行います。
物件内の清掃や修繕をしていない場合、購入希望者へネガティブな印象を与える恐れがあります。どれだけ好条件であっても買主が見つからない恐れもあるため、必要な場合はハウスクリーニングなども依頼しましょう。
買主へ提供する情報が不足していた
買主への情報提供が不足していると、契約不適合責任に問われる恐れがあります。契約不適合責任とは、事前に聞かされた情報とは異なるものを購入させられた場合、売主が問われる責任です。
たとえば、気が付かないうちに雨漏りが発生し、契約内容にその旨が記載されていない場合、契約不適合責任に問われます。この場合、売主は修繕に対応しなければなりません。
一戸建てやマンションの場合、内観・外観なども含めて検査を行い、不具合がないことを確認しましょう。さらに、契約書内に不備がないかも確認して、後のトラブルにならないよう注意してください。
不動産会社との契約方法・内容を理解していなかった
不動産会社との契約方法・内容を理解していないと、希望する期間・価格で売却できない恐れがあります。契約方法には以下の3種類があるので、契約前に理解しておきましょう。
【契約の種類】
契約方法 | 特徴 |
専属専任媒介契約 | ・1社のみと契約 ・不動産会社は積極的に売却活動を行う ・短期間で買主が見つかりやすい |
専任媒介契約 | ・1社のみと契約 ・不動産会社と売主それぞれが売却活動を行う ・売主と買主の直接契約も可能 |
一般媒介契約 | ・複数の不動産会社と契約できる ・不動産会社と売主それぞれが売却活動を行う ・他の契約ほど不動産会社は積極的に動かない可能性がある |
まずは売却計画を練り、その計画にマッチする契約方法を選びましょう。たとえば、不動産の購入を希望する知り合いがいる場合、不動産会社とは一般媒介契約か専任媒介契約を結びます。仮に知り合いが購入しなかったとしても、平行して不動産会社が買主を探してくれているので、売却活動をスムーズに進められます。
また、不動産会社によって契約内容の詳細は異なるため。売却活動の内容や仲介手数料などにも目を通し、納得した上で契約してください。
不動産売却を成功に導くコツ
不動産売却を成功に導くには、以下のポイントを押さえておきましょう。
<売却成功のポイント>
・売却活動のスケジュールに余裕を持たせる
・査定依頼は複数社へ依頼する(一括査定)
・不動産の印象アップに向けた準備をする
売却活動は少なくとも3ヶ月の期間が必用で、状況によっては1年以上も買主が見つからない可能性もあります。焦って売却価格は下げず、不動産会社と相談しながら戦略を練りましょう。
さらに、不動産のハウスクリーニングや修繕など、購入希望者の印象をアップさせられる工夫も忘れないでください。「ホームステージング」と呼ばれる、モデルルームのような内装に演出することもできます。
また、複数の不動産会社へ査定依頼を行うと、売却価格の相場がわかります。高額で売却してくれる不動産会社も見つけられるため、まずはインターネット・電話などで無料査定を依頼してみましょう。
まとめ
あらかじめ失敗事例を頭に入れておけば、不動産売却におけるリスクを抑えられます。不動産会社と連携しつつ、無理のない売却計画を立てましょう。大切なのは信頼できるパートナー(不動産会社)を見つけ、気軽に相談できる環境を整えることです。
不動産会社探しでお困りの場合は、ぜひ「株式会社シンシアリーホームズ」へご相談ください。弊社は中央区を中心に、江東区・墨田区・台東区などで不動産の売却・相談受付を行ってきました。
相談だけのご来店も歓迎しているので、売却に関する不安・心配などがあればお気軽にご相談ください。