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不動産資産運用のイロハ|方法や相場からメリット・デメリットまで解説

query_builder 2024/04/02
コラム
資産運用 不動産

 

「投資をする」という意識が徐々に広まりを見せている日本。投資についての知識や商品が増えたことにより、一般的にイメージされていた株などではなく不動産投資に興味を持つ人も多くなりました。

 

しかし、やはり不動産含め投資というものに不安をもつ人や、どのように不動産投資を進めていけばいいのか分からず一歩を踏み出せないという人も多いでしょう。そこで今回の記事では、不動産投資の方法やメリット・デメリットまで不動産投資についてまず知っておくべきこと、そして知っていればすぐに始められるような情報をご紹介します。

 

不動産の資産運用とは


不動産投資とは、家や土地などの不動産を活用した投資方法です。金銭や金融商品ではなく、不動産を貸したり売ったりして資産を運用していくことを不動産投資と言います。不動産投資と一言で言っても、その投資方法はさまざまです。

 

現在は小額からでも不動産投資ができるサービスや、大家として複数人を募り不動産投資をまわしていく投資サービスなども増えています。そのため、投資に使える不動産を現在持っていなくとも、不動産投資を始めることもできるのです。

 

不動産を資産運用する方法3選


不動産投資とはなにかが分かったところで、不動産で資産運用をしていく具体的な方法について解説していきます。先述した通り、不動産での資産運用といってもその種類はさまざまです。

 

不動産資産運用の方法3選】


・賃貸で家賃収入を得る
不動産売買をする
不動産売却益で資産運用をする

  
 

資産運用 不動産

上記3つの主流な不動産資産運用の方法について、より詳しく見ていきましょう。

 

賃貸で家賃収入を得る


不動産を貸しだし賃貸物件にすることで、家賃収入を得るという資産運用の方法が一番ポピュラーでしょう。居住用物件はもちろん、店舗として運営するための物件を貸したり、駐車場にしたりと賃貸する方法もさまざまです。

 

借主がいる場合は、毎月安定した継続収入を得ることができます。しかし、借主がなかなかか見つからない、家賃支払いが滞るなどもリスクもあります。不動産の不備が起きた場合の手入れや掃除などの定期的な出費もかかることを覚えておきましょう。

 

不動産売買をする


不動産は賃貸だけでなく、売買することで資産運用をすることもできます。不動産で継続的な収入を得ていくのではなく、不動産を売却してまとまった現金収入を得るのです。

一度きりだから賃貸に比べて損だと感じる人もいるかもしれませんが、不動産維持にかかる出費がない、不動産は年月を重ねるほど価値がさがるなどという観点からみるとメリットも大きい方法になります。

 

不動産売却益で資産運用をする


不動産を売却したときに出た利益をもとに、さらに資産運用をしていく方法もあります。不動産を所持し続けるのではなく、不動産を売却し、それによって得た利益を株や債券などに変えて資産運用を行っていきます。

 

不動産を賃貸で運用していくことにも不安があるけれど、売却して得た利益だけでは心もとないという場合にはとても良い資産運用方法でしょう。もちろん損をしてしまう可能性も0ではありません。しかし、不動産というカテゴリーにとらわれず幅広い資産運用方法に活用できるのは利点です。

 

不動産資産運用の相場は?知っておくべきポイント


不動産で資産運用をしようと考えた時、賃貸か売却かまずはどちらの方法にするか決める必要があります。地域や時期、そして不動産の状態によって不動産の価値は変わるため、この不動産はいくら、と断言することはできません。

 

しかし、不動産を売却したい、利益で資産運用を始めたいと考えているときは特に売却価格はできるだけ高いほうが良いですよね。そこで、不動産売却の際は下記のポイントに気を付けてください。

 

不動産売却価格をあげるポイント】


不動産売買に強い不動産会社を探す
不動産査定は複数の会社に依頼する

不動産で資産運用をしよう、売却をしようと考えたら、まずはサポートしてくれる不動産会社を探すはずです。その時は必ず、「不動産売買に強いかどうか」に注目してください。不動産会社と一言で言っても、得意分野は異なります。少しでも売却価格を上げたい、スムーズな取引をしたと考えた時は、不動産売買に強い会社のほうが良いのです。

 

また、不動産売却においては、その不動産にどのくらいの価値があるのか、どのくらいの金額で売ることができそうなのか査定まずしてもらわなければなりません。査定は、不動産会社に直接依頼することも、ネットで一括査定もできるのです。どんな方法でも構いませんので、査定は必ず複数社に依頼しましょう。

 

査定額が高い不動産会社を選ぼうと一貫して言えるわけではありませんが、査定依頼することで不動産売買が得意かどうか、真摯な対応をしてくれるかどうかの見極めにもなります。また、自分の不動産がどのくらいの価値があるのか、あるていどの相場を押さえておけば知らずに低い価格で売ってしまい損をしてしまったというリスクも軽減できるでしょう。

 

不動産の資産運用に関するメリット


つづいては、不動産を資産運用することで得られるメリットを解説します。

 

【メリット】


不動産をローンで購入することができる
・家賃収入を毎月得ることができる
相続や節税対策になる
・インフレ対策になる
・心の安心につながる

上記に挙げたメリットだけ見ても、不動産による資産運用に魅力を感じる人も多いと思います。もう少し掘り下げて、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

 

不動産をローンで購入することができる


現在不動産を所持していなくとも、ローンを活用して不動産購入することもできます。不動産は高額な買い物のため、一括で支払うというのはなかなか難しいこともあるため金銭的な理由で諦めてしまっている人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、不動産はローンを組み購入することができる商品です。もちろん、ローンには審査があるため必ずローンを使用し不動産を購入できるわけではありません。ですが、ローンで買えるという選択肢があるのは不動産による資産運用ならではのメリットと言えます。

 

家賃収入を毎月得ることができる


不動産を賃貸で運用すれば、家賃収入を得ることができます。家賃収入は、借主が借りている間継続して収入を得ることができため、安定した収入源にもなり得ます。

 

また、家賃収入をローン返済にあてることも可能です。居住用の不動産などであれば、ローン購入した場合でもローン額はすべて自分で返済しなければなりません。しかし賃貸で家賃収入を得ていれば、家賃でローン返済をできるため実質の自己負担は少なく済ませることもできます。

 

相続や節税対策になる


不動産を売却せず所持したままで資産運用することで、節税対策になります。不動産を賃貸用にすることで節税できるのは、下記3つの税金です。

 

不動産賃貸で節税できる税金】


・所得税
・住民税
相続

確定申告の際に、不動産利益が出ず損失になっている場合は所得税と住民税を安くできる可能性があります。相続税においても、賃貸として不動産を活用している場合は評価額が減額されるため節税になる可能性が大きくなるのです。所得税や住民税は自分の出費を、相続税は家族や相続人に対しての負担を軽くできるため、どちらにおいてもメリットとなるでしょう。

 

インフレ対策になる


インフレ対策が比較的容易にできるという点でも、不動産による資産運用はおすすめです。

 

不動産を所有していると、インフレにより物価(土地価格)が上がったときに売却をしたり、賃貸料を上げて対応したりと、様々な対策に活用することができます。

 

心の安心につながる


不動産を所有している、不動産によって資産運用をしているという現実は、収入面において強みになります。お金の不安は心を乱すので、不動産があるというだけで心の安心にもつながるでしょう。

 

資産運用するための不動産を所持していれば、賃貸経営はもちろん、いざというときの売却、そして自分や家族が住むことができる場所としてなどあらゆる面で保険になります。さまざまな活用ができるというのは、不動産ならではの大きな強みと言えるでしょう。

 

不動産の資産運用に起こりうるリスク・デメリット


メリットの次は、リスク・デメリットを解説していきます。不動産の資産運用がどれだけ大きなメリットがあるかを解説しましたが、物事には必ずリスクやデメリットも存在するのです。とくに資産運用については、必ず利益が発生するという確証があるわけではありません。リスクやデメリットもしっかりと把握し、理解・対策をしたうえで運用を始めていきましょう。

 

不動産の資産運用に起こりうるリスク・デメリット】


・賃貸でも空室で収入が得られないリスク
・ローン購入による金利リスク

不動産を賃貸経営すれば、家賃収入が得られます。しかし、かならずすべての部屋、物件に借主が見つかるとは限りません。退去者が出た後に次の入居者がスムーズに決まるとも限らないのです。

 

また、不動産をローンで購入した場合は必ず金利がつきます。固定金利であれば金利変動による支払い圧迫のリスクは少ないですが、変動金利の場合はとくに注意が必要です。変動金利のほうが固定金利より安値のことも多いため、どちらが良いと一概には言えません。よく運用スケジュールを考えて金利を決定しましょう。

 

不動産の資産運用を成功させるポイント


最後は、不動産による資産運用を成功させるポイントを解説します。

 

【成功ポイント】


・長期視点で運用をする
・分散投資をする
・投資や経済について知識をつける
・リスクを知り対策を練っておく

上記4つのポイントについて、より詳しく見ていきましょう。

 

長期視点で運用をする


不動産による資産運用に限らず、投資など資産運用においては長期視点をもつことが大切です。長期だけでなく短期視点で資産運用を繰り返していくことをしなくていいというわけではありません。しかし、長期視点を持たなければ資産運用は失敗してしまう可能性が大きくなるのです。

 

「今すぐ数百万円の利益をだす!」という気持ちではなく、10年後、20年後を見据えた資産運用スケジュールを考えていきましょう。

 

分散投資をする


不動産による資産運用においても、できるだけ分散投資をしましょう。

 

不動産においては、複数の不動産を購入して資産運用をすることになります。不動産をいくつも用意するのが難しいという場合は、不動産による資産運用と株式にわけるなどの方法をとっても良いです。

 

一つの不動産に集中して投資をしていると、ダメになった時のリスクも大きくなってしまいます。複数の投資先を持っておくことで、資産運用全体のリスクをカバーできるのです。

 

投資や経済について知識をつける


不動産による資産運用を行う場合は、投資や経済における知識もつけていきましょう。特に経済については、学んでおいて、時代を追っておいて損はありません。現在世の中がどのように動いているのかを把握することで、不動産に対する影響や投資への考え方なども把握することができます。不動産を購入して運用して終わりではなく、資産運用している間だけでも経済を追い、学び続けるようにしましょう。

 

リスクを知り対策を練っておく


不動産による資産運用の場合でも、どんな投資でも、リスクを知り対策を練っておくことは忘れないでください。「不動産の資産運用に起こりうるリスク・デメリット」で解説した通り、不動産による資産運用にもリスクは伴います。

 

リスクを知っているかいないかで、対策ができるかできないかが変わります。思わぬ事態に陥った時に、適切な対応ができるかどうかにも関わってくるのです。メリットだけを見て資産運用をはじめるのではなく、リスクやデメリットなど暗い部分も目をそらさずしっかり確認しておきましょう。

 

まとめ


今回の記事では、不動産投資の方法やメリット・デメリットまで不動産投資についてまず知っておくべきこと、そして知っていればすぐに始められるような情報をご紹介してきました。不動産による資産運用は、メリットも大きいですがもちろんリスクもあります。

 

不動産による資産運用についてお考えの人は、「株式会社シンシアリーホームズ」へご相談ください。不動産売買に注力してきた当社だからこそ持つ知識と経験から、売買はもちろん相続や運用などあらゆる面で一人一人にベストなご提案させていただきます。

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